今回は、HSPの特徴について説明していきます。
「自分はHSPかも?」と思うことはありませんか?
次の項目は、HSPの特徴を示しています。
・周囲から、気にしすぎ・考えすぎと言われる。
・いろいろ考えすぎて、なかなか判断・行動できない。
・集団行動が苦手。一人の時間がないと辛い。
・騒音や大きな音、強い光が苦手。
・些細な行動・言動から、相手の気持ちを読み取ってしまう。
・周囲からの見られ方や反応を強く気にしてしまう。
当てはまる人は、HSPかもしれません。
HSP
H:Highly(ハイリー)
S:Sensitive(センシティブ)
P:Person(パーソン)
「繊細・敏感・感受性が豊か」
そんな気質を持っている人のことをいいます。
全人口の5人に1人、約20%の人が、HSPだといわれています。
HSPは、気質の一つであり、病気ではありません。
基本的な性質
HSPの人には、該当する4つの特徴があります。
①深く処理をする。
②過剰に刺激を受けやすい。
③感情の反応が強く、特に共感する力が高い。
④繊細な刺激を察知する。
この4つの特徴がすべて当てはまる人が、HSPと言えるようです。
次に上記の性質を詳しく説明していきます。
①深く処理をする。
一つの物事を深く捉えたり、考えすぎる。
たいしたことのない出来事に見えることも、深く掘り下げて、理解しようとする。
あれこれ可能性を考えて、なかなか判断できず、行動までにも時間がかかる。
②過剰に刺激を受けやすい。
大きな音に弱い、暑さ・寒さに弱い、痛みに敏感。
人に会うことや人込みに疲れやすい。
肌に触れる服・シーツなどの素材にこだわる。
人に見られていると過剰にストレスを感じ、普段の力が発揮できない。
一人の時間がないとストレスを感じ、辛くなる。
③感情の反応が強く、特に共感する力は強い。
物事の出来事・感情の一つ一つを強く感じ取る。
なんとなく相手の心を読むことができる。
相手の感情を、まるで自分のことのように強く感情移入してしまう。
④些細なことも察知する。
音、匂い、光など敏感に感じ取る。
人・場所などの小さな変化に気が付く。
相手の声のトーンや、視線、行動などの変化や違いなど感じ取る。
上記が基本的な性質になりますが、他にも特徴的な性質はたくさんあります。
HSPの私が感じることは、上記の特徴のすべての項目に対して、
ポジティブな感情・思考よりも、ネガティブな感情・思考のほうが、
多くて大きく働いてしまうということです。
HSPではない人が、感じ取ることができない些細な表情・感情であったとしても、
その表情・感情が、怒りや悲しみであれば、自分がその原因になったのではないか、
自分の悪かったところはないかと、深読みしてしまいます。
そして、思い当たることを、あれこれと考え続けます。
原因が分かるまで、ネガティブな思考が続くため、とてもストレス状態となります。
しかし、結局相手の怒り・悲しみが、
自分とは関係のないことだった、ということがよくあります。
毎日がその繰り返しです。
「繊細・敏感・感受性が豊か」
HSPのポジティブな方ではなく、ネガティブな方に、
自分の感情や思考が大きく傾いてしまう。
そして、人一倍ストレスも大きく強く感じてしまう。
これが、HSPの生きづらさだと、日々感じています。
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